「シロマ、朝ごはん貰ってきたよ」
「ありがとー、メイ。そんで、コナのその手に持ってるの、何?」
そう言いながら、シロマは早速貰った焼き魚を食べ始める。

「ああ、これね。食堂にいたおばあさんから預かった。息子さんが、施設に入ってるんだって。ずっと音信不通らしくって、手紙を渡してって頼まれたんだ。絶対、届けないと。」


コナは強い意志を持った目をしていた。


「・・・そろそろ、町を出ようか」
焼き魚を食べ終えたシロマが言った。

 


昨日の夜の雨が嘘のように、すっきりとした青空が広がっていた。

 

BACK